ご当地グルメ
 

長い歴史を持つ香味料に関する知識

香辛料とは植物から採取され、調理の際に香りや辛味を出したり、臭みを消す調味料、と定義されます。

熱帯地方に多く古くから地元の人達に使われ、また交易で高い値段で売買されたりしてきました。

中でもコショウは肉の臭みを消すのに適していたため、肉の長期保存が難しかった時代には重宝されましたが熱帯でしか栽培できず、またヨーロッパへそれが持ち込まれるルートがオスマン帝国経由だったため独占されて1粒が金より高くなってしまいました。

それでヴァスコ・ダ・ガマは南アフリカ周りでインドに行く航路を見つけてコショウを持ち帰りました。

同じ頃アメリカを見つけたコロンブスは、トウガラシを持ち帰りこれも世界中に広まっています。

日本でも古くからサンショウなどの香辛料が使われていました。

しかし、水が綺麗で新鮮な食物を手に入れやすい日本では、それらに頼らず素材の味を生かした料理が多く栄えました。

それで、日本の伝統的な味付けだと河川下流域の魚料理は難しいのですが、海外の方がオレガノ、パプリカ、ナツメグなどを上手に使うと素敵な味に仕上がることもあります。

古今を問わず、香辛料は世界への目を開いてくれる窓口として作用してきたのです。